米KMI Researchが,光ファイバの世界市場を調査・分析した結果を米国時間1月24日に発表した。2001年に余剰生産した光ファイバと光ファイバ・ケーブルが2002年の需要に影響を与えるという。
今回の報告では,1998~2006年までの需要とその予測,また光ファイバと光ファイバの種類ごとの光ファイバ・ケーブルの価格予測が含まれている。
過去2年間に前例のない需要があったファイバ・ケーブルだが,2001年半ばに需要が大幅に低下した。2006年には,光ファイバ市場が47億ドル,光ファイバ・ケーブル市場が118億ドルになると予測している。
1996~2000年までは,規制,市場,投資,技術的な要素が成長のけん引力となっていた。しかし,この期間の成長が今日の市場に影響を与えているという。「新しいファイバ・ネットワークへの過剰投資と世界の主要市場への参入企業が多すぎた。そのため,市場は現在これら余剰を修正している」(同社のリサーチ・アナリストのPatrick Fay氏)
同氏は,光ファイバ・ケーブル市場が2003年には再び上向きな成長を始め,世界レベルにおける光ファイバ導入の伸び率が最高だった2000年を2004年に凌ぐと予測している。
図1●1998年~2006年 世界の光ファイバ・ケーブル市場 (地域別/単位:1000km)
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